エクササイズや教育では緩和しない膝痛者の特徴

エクササイズや教育は膝痛に対する第一選択治療として推奨されています。エクササイズや教育によって膝痛が緩和されない場合、理学療法士による他動的な治療や薬物治療が選択されます。本研究では、どのような人がエクササイズや教育では膝痛が緩和しないのか、その特徴を調べています。

人工知能(AI)を用いた歩行評価

人間にとって歩行は移動するための重要な手段であり、歩行の障害はADL(日常生活動作)の悪化やQOL(生活の質)の低下を招きます。従来、臨床現場において歩行は肉眼観察やパフォーマンステスト(例:5m歩行)を参考にして評価されていましたが、近年では加速度計や赤外線カメラが安価で購入でき、それらデバイスを使って得られたデータに人工知能(AI)を用いることも可能となっています。本研究では、AIを用いた歩行評価法の開発を目指しています。


地域在住高齢者の運動介入の効果

ストレッチと筋力トレーニングの利点を持つ新しい運動プログラムが、高齢者における関節可動域、筋力および運動能力にどのような効果があるかを検討します。

歩行テストによる転倒予測の精度

高齢者の転倒は若者と比べて骨折を引き起こしやすく、要介護や寝たきりの原因となります。精度の高い転倒の予測は要介護や寝たきりの予防に有効です。本研究では単純な歩行テストによって将来の転倒を予測できるか検証します。


ロボットを使った上肢リハビリテーションの効果

脳卒中による上肢運動機能障害は下肢と比較して予後が不良であることが多いです。本研究では、HAL単関節タイプの介入頻度の違いが上肢運動機能、日常生活動作能力の改善に与える影響を明らかにします。

 

自閉症児・者とダウン症児・者の運動協調性と日常生活活動の関連性

四肢の運動協調性の障害は、歩行や走行など基本的な動作の遂行を阻害し、日常生活に影響を及ぼすことがあります。本研究では、基本的な動作における四肢の協調性を定量化し、日常生活に影響を及ぼす特徴量を特定します。